第167章 はじまりの物語
始まった高校生活。
「おはよう!」
頭を軽く小突かれ、
「五分、遅行……」
家康の背中を追いかける朝。
「食うか?店、新作の饅頭」
「食べたい!食べたい!」
教室で政宗と他愛の会話をしながら、過ごして……
放課後は弓道部に向かい、
「ひまり」
「ひまりちゃん」
「今日も頑張ろうー!」
女の子の友達も出来て、
「上達、早いな。この調子で、頑張れ」
「はい!」
秀吉先輩の優しい指導のお陰で、部活も凄く楽しい。
「貴様……次、赤点などとったら……どうなるか……」
「せ、先生///ちょ、ちょっと近すぎる気が……っ///」
テストの度、織田先生のドキドキの追試を受け、
「俺が、添い寝してやろうか?」
「遠慮しておきます!///」
怪我して保健室に行けば、明智先生にからかわれる。
「ひまり先輩、お元気ですか?」
「もちろん、元気だよ!三成君は??」
時々掛かってくる三成君からの電話に、癒しを貰って……。
そんなドキドキハラハラの、学園生活。