第85章 あなたにもう一度(1)※R18
お互い何も纏わぬ姿で抱き合う。
「……やぁっ、……あっ」
「……こんなに濡らして。ほら、ひまり……。自分で動いて……」
俺は恥ずかしるひまりが見たくて、わざと膝の上で己を咥え込ませたまま、囁く。
「……っ///……」
みるみる頬を染めるひまり。
俺は自分の欲望を抑え、更に乱れる姿を追い求める。
「……家康の、ばかっ!意地悪っ」
途端に現れる駄々っ子。
(可愛い反応するから悪い)
俺は目の前で誘うように揺れる乳房に舌を這わせ、啄ばむように先端を口に含む。
「あっ、ん……」
「……ほら」
するとひまりは咥え込んだまま腰を軽く浮かせ退け反り、俺の欲望を更に締め付けてくる。俺が蜜を絡ませた指先で赤く剥けた敏感な部分を弾くと、腰がうねりゆっくりひまりは動かし始めた。
「……身体はちゃんと素直だね」
「……っん、……ずる、いっ……あんっ、い、えやす……ばっかり」
いつも余裕で。
ひまりの赤く潤んだ瞳が、
微かに恨めしそうに揺れる。
(どこにも余裕なんてないけど)
その言葉は飲み込んで、下から軽く突き上げ、口に先端を含んだまま舌先で転がす。
「い、えやぁ……す……おね…がい」
俺の首にしがみ付き、更に腰を動かし快楽を求め……駄々っ子から、可愛くおねだりするひまりに変わる。