第1章 繋
あれからライブハウスに通いつめて少しずつ『フジオロック』の知識ができ、同じファンの友達も増えた。今日はそのフジオロックファンの子とのワンマン参戦。
そして思った_______
このバンド____________________
「キャァァァァァァァァアアアッ!!!!!」
「架羅壱ベロチューキタァァァァァ!!!!!」
「架羅様っ!! 壱っっ!! あぁぁぁっ!!」
「尊いっっっ!! エロいっっ!!!!!!!」
絡みが本当に濃い。
いや?嫌いじゃないですよ?
むしろ ごちそうさまです。
あの後からついた知識。
架羅と壱はステージ上だと絡みが激しい、普段は少し(?)仲が悪いというか壱が一方的にって感じだけど。
仲いいなぁ…
その時のTODOクンとJADEの顔がこの世のものとは思えない程の事故画なのはいつもの事らしい。
「今日もやばいかったね」
「私ワンマン初だからあそこまで絡みが激しいとは思わなかったぁ~」
「分かるっ、初めてだと驚くよね対バンは絡み抑えてるらしいのっ」
「JADEが怒るからかな~笑」
「その説かなり強いよね笑
…じゃあ行こっか!」
「ん?」
「ん?行くよ?出待ち♡」
「え…でも…」
「わかってる!JADE出待ち嫌いなのはわかってるよ?でも今日は大丈夫、ちゃんと切り札あるんだからっ」
「き、切り札…?」