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此の世にいるのは【おそ松さん】

第1章 繋






…なにそれ。
『満足させてあげられなくてごめんなさい』って。


本当はあの後、が眠ってから何もなくここに連れてきた。

の服を脱がして思ったのは
かなり着痩せするタイプ、かなりのスタイルの良さだった。
何謙遜してんの。


が来た最初のライブ、ステージの上からが見えた。
珍しくカワイイ子だなってさ、すげぇキラキラした目で俺たち見てんの。
こんなクズ人間のバンドをだよ?


熱い眼差しで見られるものだから俺も嬉しくて、テンションがあがったのかネックレスを引きちぎってあいつに向かって投げた。


上手く渡って良かったって、そう思った。
そしたら打ち上げにいるし、引きちぎったネックレス直して付けてくれてるしもう。ね。


でも信用はしない、バンギャなんてバンドマンと付き合うっていうステータスが欲しいだけだって。

スグに離れてく。


少し特別扱いしたらスグにオキニと勘違いして股開くし財布も開くんだよ。


俺たち六つ子にとってはサイコーにいい“仕事”
でしょ?



でも




「初めてあんなこと言われたなぁ…」


ごめんね、本当はセックスしてないんだ。

出来なかった、ぬがしてから
こいつは汚しちゃダメだって何でか分からないけど思ったんだよね。
ギンギンになった俺の奴を慰めるのは自分自身ってわけで。


…いざとなって出来ないってチョロ松かよ俺はね。



お陰様でワンナイト シングルス戦。



「ほんと、俺こそシコ松だよなぁ~…」



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