第1章 繋
ホテルをチェックアウトし帰り道、OSOはさっきとは打って変わっていつも通りだった。
「次のライブは来るの?」
「もちろんっ!まだ覚えてない歌詞もあるし次のライブまでには完璧にするの!」
「へぇ??どの曲~」
「『此の世に要るのは善い子ダケ.』」
「_____ . _________________、」
「そう!その曲!」
「この今日合いの手ときにちょっと特徴があって_____…」
「___...おおっ!なるほど…つまり___」
「そうそう、んでサビ前は______…」
OSOはステージの時とは違う
メイクをしてないって言うのもあるけど、普通の男の子って感じがする。
イタズラ好きの、男の子。
今もこうやって他愛もない話で盛り上がってるんだから、私たちと変わらない。
でもOSOは時折感情のない表情を見せる時がある。
そんな、気がする。