第6章 いとこ
私はとりあえず、
リエーフと一緒に家に帰り、
何日分かの、着替えを持って、京治の家に行こうとして家を出た。
すると、家の前には京治が立っている。
「佳奈さん。
俺の家、知らないのに、どこ行くの?」
「京治の家。」
「バカ?さっきも言ったけど、
俺の家知らないよね?」
…あ、京治の家、知らなかったんだ…
私はバカって言われたことに、
苛立ち、京治に向きになって言う。
「それはそうと、
なんで私の家、知ってるのよ?」
「ずいぶんと上から目線だね?
その前に、忘れたの?
前あった時、自分で住んでる場所言ってたよね?」
言ったっけ?
記憶がない…よ?
そもそも京治、そんな生意気だけどさ、
「私の方が年上だよ?」
すると、京治が反論する
「年上って言ってる時点で子供。
そもそも、精神年齢が子供。
身長もね。まだ150も無いよね?」
「149.8だもん!四捨五入で150だし!」
「口は達者」
私、この人の、家に行ってホントに平気?