第24章 アリガトウを伝える
「ハーイ黒尾デース」
電話に出ると
俺は相手に言葉を発信する。
「なぁなぁ黒尾ー
初詣一緒に行かねー?
もちろん佳奈ちゃんも誘ってさ!」
電話の主は夜久だった。
静かさからして、
家でゆっくりしてるのだろう。
てっきりリエーフといると思いこんでた俺とは…
「初詣かぁ〜
佳奈にも聞いてみんな。
多分行けると思うからさ…
んじゃまたな」
「おう」
俺は夜久との会話を終わらせると、
急いでリビングに行き、
佳奈に初詣のことを話す。
「ん。イイよ。
どーせ暇だしねー」
なんか今日の佳奈軽い
なんか軽い。
寝起きだからか?
まぁいいが…