第13章 アリスを救う正義のマッドハッター
宣伝を始めると、
早速知りあいに会った。
「佳奈ちゃーん!
元気にしてた?随分と可愛くなったねー!」
「徹とハジメ…久しぶり…」
すると、ハジメが私の耳元で言う。
「中学の時は守ってやれなくてゴメンな。
いつも口だけで、住む環境まで変えてゴメンな…」
「もう私は元気!
東京に来たのは自分の意思だし!
今はテツがいるし京治もいる!
…だからもう謝らないで。
私はハジメと、徹に感謝してるから。」
ハジメたちと、分かれる。
にしても、よく宮城から東京に来たね…
私たちは、午後は特に問題はなく終わり、1度教室に戻る。
すると、同じクラスの女の子に声をかけられる。
「ねぇ2人とも!
なんかアリスコンビが人気あるらしいから、
午後はお店の前で、2人でいてくれない?」
「人気…あるのかぁ…」
午後、私とテツは言われた通り、
お店の外に立っていることにした。