第10章 入れ替わり編
「あー面白かった!
今回の話、結構怖かったですね
って土方さん?大丈夫ですか?」
銀時はガクガクと震え体育座りをして
布団を頭からかぶっている
「え!?何がっ?別に普通だけど!?」
真っ青な顔をして平然を装う銀時。
「あっもしかして、土方さん怖かったんだ」
ナルミはイヒヒといたずらな顔をして笑う
今の姿は土方だからナルミちゃんに
ビビりだと思われたって俺には何も関係ねぇ…
だけど!なんかプライドが許さねぇ!
「別に怖くなんかねーよ!所詮
フィクションだろフィクション!」
「そーですよね。
もう遅いのでそろそろ寝ますね!
では土方さん。おやすみなさい。
また明日」
そう言って部屋を出ようとする
ナルミを思わず
「待て!!!」
ガシッ!!と腕を掴んで引き止めた。
「え?どうしたんですか?」
「あのそのー…
いっ一緒に寝てもいいぞ?
いや!決して一人で寝るのが怖いとか
そんなんじゃ全然ないんだからね!」