第10章 入れ替わり編
「わ、わかった!後でな!後で!」
その場しのぎで返事をする銀時に
ナルミはパァァァと嬉しそうな顔をした。
「わかりました!後でですねっ」
じゃっ失礼しまーすとルンルンした様子で
部屋を出たナルミに
「かっ可愛い…」
恋人にしか見せない茶目っ気のある反応に
不覚にも銀時はきゅんとしたのであった。
その余韻で一人ふわふわしていると
山崎に晩御飯の時間だと声をかけられ
だらだらと食堂へ向かった
食堂へ入ると
部屋中いい匂いが漂っていた
「ひょー!飯だ飯だ!今日は何かな~」
そう思いわくわくしながら席へ着くと
ナルミが配膳してくれ
目の前においしそうなしょうが焼きが
並べられた
おっ!今日はしょうが焼き定食か!
いいねぇー白いご飯に合うよね~
そう思い箸を割ると
ドンッ!!
「はいっしょうが焼きと土方スペシャルですっ」
「……………………………………………」