第10章 入れ替わり編
銀時は神楽と新八に追われ
土方は山崎を追いかけていたら
二人はトラックに跳ねられ
魂が入れ替わってしまって
なんやかんやで銀時は土方として
土方は銀時として過ごすことになった
その日の夜………
銀時は屯所の土方の自室でボーッとしていた
「真選組副長って何すりゃーいいんだ?
暇だな。何かマンガでもねーのか?って
あいつマガジン派だもんな。あー暇だ」
コンコン
「土方さん。お茶お持ちしました。
少し休憩されてはいかがですか?」
ナルミちゃんの声だ!!
「おう!どうぞどうぞ~」
「失礼します。」
かー!!羨ましい
あいつ毎日ナルミちゃんにお茶淹れて
もらってんのかよ!んなもん自分で淹れやがれ!
「って!ちょちょちょ!何してんの!?」
「え?マヨネーズを入れようと……」
淹れたてのコーヒーにマヨネーズを
トッピングしようとしていたナルミを
銀時は慌てて止める
「コーヒーにマヨネーズなんて、
コーヒーに対する冒涜だよ!?そんな頭の悪いもん
トッピングしたらいけません!」
「え?土方さんいつもこれじゃないですか」
「とっとにかく今日は普通のコーヒーをくれ!」
「???」
不思議そうな顔をして
ノーマルコーヒーを差し出し
銀時はホッとしてそれを飲む。
「土方さん…」
「ん?」
ナルミは顔を赤らめ
もじもじとしながら言った。
「いつものチューはないんですか?」
「ブボーーーーーーーーッ!!!」
いっいつものチューだあ?!あいつ
すかしてるけどいつもそんなことしてんのかよ!
「大丈夫ですか?!なんか今日の土方さん
変ですよ??」
ナルミは心配そうに銀時の顔を覗きこみ
二人は見つめ合う
銀時はついつい
ナルミの唇に意識が行ってしまう
しかし、銀時は土方の言葉を思い出す
いいか!入れ替わってる間ぜッッッッッってぇー
ナルミに手出すんじゃねーぞ!!!!!
「いっ今はまだ仕事中だからな!また今度だ今度!」
「え?いつも仕事中でも部屋に二人の時はしてくれるじゃないですか?なんなら私がダメって言っても
エッチなことしてくるくせに」
ぷぅっといじけるナルミ
あいつそんなこともしてんのかよ!!!
羨ましすぎるだろ!!!!