第9章 妖刀「猫柳」
「さぁナルミなんでも、食え!!」
土方はレストランに無理を言って
ありとあらゆる料理を作らせた
そのおかげで
どどん!と和洋中、さらにフレンチ、イタリアン
様々な高級素材をふんだんに使った料理が
ナルミの前に並ばれた。
「こんだけありゃー間違いねぇだろ」
しかし
ナルミはシラーっとした顔をして
その豪華な料理に全く興味を示さなかった。
「なんだ?!何が不満なんだよ
おらっ食ってみろってうめーから」
そう言って霜降り肉を差し出すが
プイッとそっぽを向きツーンとした顔をする
普段の従順なナルミも良いが
わがままなナルミも
アリだな!!!!!
ナルミに対して完全に末期な土方だった。