第6章 吹っ切れてしまえ
「ナルミこれが似合いそうアル!」
「うわぁー!かわいい!こんな着物着たことない!やっぱり江戸ってすごいなぁーおしゃれなものがたくさんある!」
キャッキャとウインドウショッピングを楽しむ
神楽とナルミ
キラキラと目を輝かせ鏡を見ながら着物を
あてがうが、元の棚に戻すと
「あれ?買わないアルか?銀ちゃん言ってたネ!真選組の女中ならいい給料貰ってるって!だから買えばいいネ!」
「うーん、たくさん仕送りしたいから無駄遣いできないの、でもこの簪くらいは買おうかな」
「ナルミはよく真選組なんかで働くアルな。あのサド野郎にいじめられてないアルか?」
「サド野郎ってもしかして沖田隊長?確かにちょっとエスっぽいけど可愛らしいよ」
「あいつはそうやって油断させるアル!騙されちゃだめアル!あいつは女の敵ネ!」
神楽と色んなおしゃべりをしながら
ウインドウショッピングを楽しんだ後は
休憩がてら甘味を食べに行こう!と
ショッピングビルを出て繁華街へ向かう