• テキストサイズ

真選組女中物語

第5章 ヒロインの心は






「副長…素敵です」



あの言葉にはどんな意味があったのか


考えれば考えるほどナルミを目で追ってしまう




「ナルミさん、今朝の玉子焼きなかなか旨いですぜィ。」

「本当ですか?!うれしい!たくさん食べて下さいね!」






ナルミは誰にだって愛想よく対応する
別に特別な意味はねぇ



「ナルミさんこそ、もうちっと食った方がいいですぜィ。俺はもっと肉付きがいい方が好みでィ。」
そう言いながらナルミの二の腕をムニムニと触る

「ひやっ!くすぐったいです!きちんと3食食べてますよ」


「おい!総悟!お前そういうのはセクハラって言うんだ。辞めておけ」

「なんでィ。土方さんだって、ずーっとナルミさんのこと目で追ってるじゃねーか。そういういやらしい視線だって立派なセクハラでさァ。」

「んだとてめぇ!めっ目で追ってなんかいねーだろが!」





また始まった

ギャーギャー騒ぐ二人にいつものことと
全く気にせず


「麦茶おかわりいる方いらっしゃいますか~?」


せっせと仕事をこなすナルミだった
/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp