第15章 おじさん
「あぁナルミちゃん!ありがとう!
ささ!とっつぁん!茶でも飲んで!
とりあえず1回座ってくれよ」
ナルミの登場で部屋の空気が変わり
ほっとしたように近藤が松平にお茶をすすめる
「ほぉ~近藤、女中を雇ったとは聞いていたが
こぉ~んな別嬪さんとは聞いてねーぞ?」
松平はナルミの上から下までまじまじと
見つめる
「女中の採用の件はトシに全部まかせたが、
なぁ~んだトシ!お前もただの男なんだなぁ
自分の好みで選ぶたぁーな。
いよぉっ!このムッツリスケベ!」
「ちっちげーよ!!こっこれは事情があってだなぁ」