第15章 おじさん
「総悟には俺からきつく注意しとくからとりあえず落ち着いてくれとっつぁん。」
土方は騒ぎを聞いて局長室に入ると
めんど臭そうにはぁーっとため息をついて
松平を落ち着かせようと声をかけた。
「ばぁ~かやろう落ち着いてられるかってんだ
テメーらのせいでなぁ?おじさんの胃はストレスで
穴だらけだっつーの!テメーらの腹もこの銃弾で
穴だらけにしてやろうかぁ?」
ズキャンズキャーン!
土方は松平の銃弾をヒョイヒョイとかわしながら
「俺たちからも謝るからとりあえず銃を置いてくれとっつぁん。これじゃ話し合いになんねーだろ」
と諭した。
銃弾の音が響くなか
コンコン
「失礼します。お茶をお持ちしました。」
ペコリとお辞儀をして
ナルミはお茶を持ってきた。
「(……ナルミ強くなったな…こんな銃音が響く部屋に普通に入ってきやがる)」
土方は苦笑いをしつつナルミに目を向ける