第15章 おじさん
ある日の屯所に突然の訪問者が
現れた。
「いよぉう。近藤、テメーらの活躍のおかげでなぁ?
おじさんの首が飛んじまうところだっただろぅが」
「松平のとっつぁん!!」
松平のとっつぁんが額に青筋を立てながら
先日の新聞を持ってきた。
その新聞には
真選組!また破壊!市民からブーイング!
と耳が痛くなるような見出しがデカデカと
書かれていた。
「テメーらは江戸の平和を守ってんのか
江戸を破壊してんのか、おじさん時々わかんなくなっちゃうよ?」
「これは総悟が…」
「うーるせぇ!言い訳なんざ聞きに来たんじゃねぇ!
責任を取ってここでドタマぶち抜かれるかぶち抜かれねぇか聞きにきたんだっつぅーの」