第14章 風邪っぴき
「ん…」
どれくらい寝ただろう
パチリと目を覚まし体を起こす。
ボーっと周りを見渡すといつもと違う風景
あ、そうか土方さんの部屋で寝かせて貰ったんだった
「おう、起きたか。どうだ調子は」
スッと襖が開くとコンビニ袋を持った土方が現れた。
「おかげさまでだいぶ良くなりました。」
「そーか。ならよかった。これ買ってきたから食え」
「わ、アイスだ!ありがとうございます」
おいしーと夢中でアイスを食べていたら
土方の視線に気づく
「何ですか?」
「いや、うまそうに食うなって思って」
そう言ってフッと笑うと子どもをあやすかのように頭を撫でた