第13章 同郷
『いっただきまーす!』
『今日はカレーか!最高!』
『ナルミちゃん!おかわりー!』
「はーい!」
晩飯の時間になりナルミはバタバタと忙しく
隊士達に配膳をする
そこに山崎がひょこっとやってきて
「ナルミちゃん、また二人前お願い」
朝と同じ注文をした。
「……え、晩ご飯もですか」
「うん、また頼まれて」
「わかりました…」
ガックリしながらご飯をよそっていると
「お!今日はカレーか!!ナルミちゃん俺大盛りね!」
近藤が食堂にやってきた。
「ん?なんだザキ、お前二人前も食うのか!うんうん!いっぱい食べて大きくなりなさい!」
「だから違いますよ!これは副長の分です!」
「トシの分?なんで部屋に持っていくんだ?」
「へ?副長今忙しいんじゃないですか?食堂に来る時間もないほど仕事に追われているみたいですよ」
「はて?そんな仕事あったか?」
近藤は顎に手をあて考える