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真選組女中物語

第13章 同郷




『ごちそーさん』

『ナルミちゃんごちそーさまー』


「はーい!」


夕飯を食べ終わった隊士達がぞろぞろと食堂を後にする


「ごちそーさんでさァ。」

「はーい。そこにお皿置いておいて下さい。」

いつもと変わらない様子で仕事をこなすナルミに


「…………ナルミさん」

「?沖田隊長どうかしましたか?」

沖田は何か言いたげに呼び掛けた。


「……いや、なんでもねーです。今日も飯うまかったですぜィ。」

「ありがとうございますっ」

ニコニコとやっぱりいつもと変わらない笑顔が返ってくる。





あの男は誰なんでしょーねィ。




フラフラと廊下を歩いていると


前から土方が難しい顔をして書類を睨みながら歩いてくる


「土方さん、今から飯ですかィ。」

「お前の破壊行動の後始末に追われてこんな時間になっちまったんだよ」

「そーですかィ。」




土方もいつもと何も変わらない。
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