第11章 とLOVEる的な
その状況に山崎は今まで抑えていた感情に
歯止めが着かなくなった
「ナルミちゃん!!!
おっ俺!きっ君のこと……」
「ナルミのことがなんだ?」
こっこの重低音ボイスは……
山崎はギギギギと青ざめた顔で振り向くと
そこには鬼さえ恐れる地獄の使者が立っていた。
「屯所内で堂々と婦女暴行たぁふてぇ野郎だ。よりによって副長の女襲うとはよっぽど死にてー見てぇだな?望み通り今すぐぶっ殺してやるぜ?」
「ちっ違うんです!副長!!誤解です!!」
あっだめだ。目がマジだ。
俺殺される。グッバイ俺の人生
記憶が走馬灯の様に流れていると
「土方さん!違うの!」
ナルミの声が響いた!
「あぁ?!何がちげーんだよ!」
「あのね」
「ゴキブリだぁ?!」
「「はい」」
全ての経緯を説明したが
命が惜しいので
ナルミが山崎の目の前で達したことは
伏せておいた。
「ナルミ、本当なのか?」
「はい」
コクリと頷く。
「わかった。ならいいんだ。」
助かった。ホッとひと安心し胸を撫で下ろす山崎
「よし、山崎腹を切れ」
「ええええええ!!なんで!?」
「たりめぇだろ?!!
ナルミのバスタオル姿拝めたんだ。
夜な夜なオカズにするはずだ。
そんなことさせねー為にもお前の記憶を
お前ごと消す」
結局全然助かってないぃぃぃ!
デッドorデッドだよォォォォォ!!!!