第1章 偶然が生んだキセキ【黒子】
放課後
今、私とテツくんは、お互いに読んだ感想などを言いあって、公園のベンチで休憩しているところです。
『なんか、誰かと本を読んだ感想を言いあうのって楽しいね♪(ドキドキしすぎてそれどころじゃないけど。)』
黒子「そうですね。(僕はそれどころじゃ。)あの、さん。」
『ん?』
黒子「僕…、さんのことが好きです///」
『…!?(えーーーーー!!)』
黒子「さ、最初は僕と同じで本が好きなんだと思っていただけでした。ですが、最近本の貸し借りをしているうちに、さんの笑う顔がもっと見たいと思うようになっていて。だから、その…。」
『…。』←放心状態
黒子「さん?」
『ハッ(゜ロ゜)え、えっと…。わ、私もテツくんのことが好きです。』
黒子「えっ…本当ですか?」
『(コクッ)私も、テツくんと本の貸し借りするようになってから。』
と、言い終った瞬間。ギュッ。
『えっ!?(だ、抱きしめられてるぅ)』
黒子「嬉しいです///絶対に振られると思ってました。」
『私だって、絶対に叶わない恋だと思ってた。』
黒子「これから、ずっとの側に居させてください。」
『はい///』
もし、あの時あの本を手にしていなかったら…。偶然が生んだキセキ。