第1章 偶然が生んだキセキ【黒子】
図書室
side
『久しぶりに来たけど、やっぱり静かで落ち着くなぁ。そんなことより、どの本借りようかな。』
誠凛高校は新設校なだけあって、図書室は広く、本がたくさんある。
『う~ん…あっ、これにしようかな。』
と、私が左手を出したと同時に、誰かの右手が同じ本を取ろうとした。
誰か気になったので、左側を見てみると…。
『黒子くん!?』
黒子side
黒子「やはり、今日も人が少ないですね。」
誠凛高校の図書室には、いつも限られた生徒しか来ないためガラガラである。
黒子「今日はこの本を借りましょう。」
と、僕が右手を伸ばした時に、誰かに名前を呼ばれたので右側を見てみると…。
黒子「さん!?」
驚きのあまり、図書室で大きな声を出してしまいました(-_-;)