第3章 次はオレの番【黄瀬】
いよいよテスト当日
『黄瀬くん、この1週間頑張ったんだから大丈夫だよ。だからそんなに緊張しなくても。』
黄瀬「だ、だってさっき先生に…。」
先生「黄瀬、頑張れよ。もし赤点なんて取ったら、分かってるな?(ニヤッ」
黄瀬「って、言われたんス。」
『先生、絶対プレッシャーかけて楽しんでるよ(-_-;)…そうだ!これ。』
黄瀬「お守り?」
『手作りだけど、私いつもテストの時に持ってるの。でも黄瀬くんにあげる!』
黄瀬「また助けられちゃったッスね。」
『え?』
黄瀬「なんでもないッス。オレ、頑張るッス!!(っちのためにも。)」
『うん、頑張ろうね(*^^*)』
無事にテストも終わり、ついにテスト返却日
先生「テスト返すぞ~。じゃあ、順番に取りに来い。」
黄瀬「(ドキドキ。)」
先生「次、黄瀬。」
黄瀬「はいっ。」
先生「お前、頑張ったな。」
黄瀬「ヤ、ヤッター\(^o^)/」
こうして黄瀬は全教科赤点をまぬがれた。
黄瀬「これも全部っちのおかげッス。」
『そんなこと…。でも、ありがとう。私も嬉しい。それよりこれでやっと終わったね。』
黄瀬「(いや、オレにはまだやることがあるッス。)」
『黄瀬くん?』
黄瀬「っち。今日の放課後、教室に残っててほしいッス。」
『う、うん分かった。』