第2章 私にとっても大事な日【高尾】
高尾side
高尾「やっぱ、暇だー。2人とも残念だな、せっかく部活が休みなのに。」
商店街(?)では、親子連れや学生カップルなど大勢の人で賑わっていた。
高尾「オレもと、放課後デートしたかったなぁ。……ん?」
すると何メートルか先に見覚えのある姿が見えた。
高尾「?…と、真ちゃん!?ヤベッ。(って、オレ何で隠れてんだ?)にしても、どうして2人が一緒に居るんだ?」
このとき高尾は無性にイライラしていた。
高尾「2人の用事ってこのことかよ。」
この日の夜になっても、高尾のイライラは収まることはなかった。
side
『これどうかな?』
緑間「いいと思うのだよ。」
『そう?じゃあ、これ買ってくるね♪』
緑間「あぁ。」
『緑間くん、今日はせっかく部活が休みだったのに、一緒に和くんの誕生日プレゼント選んでくれてありがとう。』
緑間「オレも普段部活でお世話になっている。だから気にすることないのだよ。」
『本当にありがとね。これ(おしるこ)お礼。』
緑間「わざわざすまない。」
『明日、和くん喜んでくれるといいな。』
緑間「あいつのことだ。絶対喜ぶに決まっているのだよ。」