第12章 新しい家族
自「足元と頭気をつけろよ」
三「ありがとう」
三日月の鉄格子の扉を開けて外へ出る階段を上ると心配そうな顔をしていた皆が私と三日月の姿を見た瞬間ほっとしたような顔に変わる
三「数珠丸ではないか!」
数「三日月さん...良かったです...」
自「政府さん、もう三日月とは契約しちまった(笑)
すぐに内番の服といつものを私の本丸に送ってくれ
数珠丸、お前はどうする?」
数珠丸に目を向けるとニコッと微笑む
数「行っても宜しいですか?」
自「大歓迎!!」
親指を立てて前に突き出し笑う
すると三日月が私の真似をして親指を突き出す
三「お前は確か聞いたことある名だと...かせん...と...からちゃんだったか?」
歌「歌仙兼定、仙と呼ばれてるよ
よろしくね三日月宗近」
大「ちゃん付けはやめてくれ
大倶利伽羅という伽羅と呼んでくれ」
三「おぉ!では仙と伽羅だな!よろしくな!
俺の事は...えっと...」
うーんうーんと唸っている三日月を見て笑い
数珠丸に近づく
自「よろしくね数珠丸
私の名前は神奈だ」
数「いい名前ですね、これからよろしくお願いします、主。」
自「うん、三日月も数珠丸も少しだけ傷ついてるから本丸に帰ったら刀と一緒に手入れして上げるね」
数「ありがとうございます」
自「ほら3人とも帰るよ〜!」
大 歌「はーい」
三「主や、いいあだ名を付けてもらったぞ!」
自「ん?どんな名前?」
三「みかちだ!」
随分と可愛いあだ名だな。
まぁニコニコ嬉しそうに笑ってるからいいか(笑)
自「良い名だね(笑)」
三「そうだろう?」
前の二人を見ると数珠丸を挟んで今度は数珠丸のあだ名を付けているようだ
まぁ本人達が楽しければいいか