第9章 安心感と不快感
役員さんのお陰で全て本丸に送られ私たちは手見上げを途中で買い親戚の家へ行く
自「明日政府さんがモールに連れてってくれるらしいからお出かけはまた明日だね〜」
歌「現代は楽しいね!」
大「悪くない」
ピンポーン
「はぁい!あら」
自「お久しぶりですおばさん」
「何しに来たのかしら?」
自「少しご挨拶に」
「そ、まぁいいわ...
入りなさい」
自「ありがとうございます。
お邪魔します。」
歌「お邪魔します」
大「邪魔する」
審神者になった事は知っているからか連れの事は何も聞かずに入れてくれる
案内され指定された場所に座る
歌仙と倶利伽羅には座布団を用意されたが私には無しか。
いつも通りだな。
見上げを渡すとニコリと微笑み礼を言われる
値段の張るもの選んで正解だったな。
おじさんおばさん共に一気に上機嫌になり気持ち悪いくらいに機嫌取りをして来る
「そうだ!
こっちに久しぶりに来たんだから止まっていきなさい!
ホテルとかより実家の方が安心するでしょう?」
安心なんかする訳ねぇだろ
自「本当ですか?
ありがとうございます
ではお言葉に甘えて」
「大倶利伽羅くんと歌仙くんだっけ?
うちの上の子がまだ独身なんだがどうだ?
嫁になんてもらってくれんか?」
「やだお父さんたらぁ(笑)」
「母さんだってそう思うだろ?
こんなに男前なんだからな(笑)」
誰がうちの奴をやるかよ。
大「娘さんにはもっとふさわしい方がいますよ(笑)」
歌「そうですよ僕達なんかよりもっと素晴らしい人がいますよ(笑)」
倶利伽羅もニコニコ笑って
機嫌を損ねないようにうまく対応してくれている
機嫌を損ねたらそれこそめんどくさい。
しばらく倶利伽羅と歌仙が頑張って話してくれているとガチャっと音がして誰かが帰ってくる音がする
「ただいまー」
兄か...
「あれ...神奈じゃん!
おかえり!」
自「お邪魔してます
兄さん...」