第5章 助けに来ました
大「なんだこれ」
自「景趣だよ、今の本丸は季節が無いからね
今の時期だと丁度春かな?
帰ったら変えてみようか」
政府敷地内から出るまで適当に話して
倶利伽羅の大荷物をチラッと見る
またこんなに漫画本貰っちゃったな
今回は頼んでなかったんだけど政府さんもなんだかんだ言って倶利伽羅の事可愛がってくれてるよな...
今度お菓子でも差し入れよ
敷地内出て人力車に乗って本丸近くまで送ってもらう
大「ただいま」
自「はい、おかえりー
着替えてくるから景趣はちょっと待っててね
倶利伽羅も着替えちゃいな
今日はもう出かける予定無いから」
大「うん」
いつものパーカーとショートパンツに着替えて
いつものようにぴょんぴょん跳ねながら片足で大広間に向かう
大広間は2人だからほとんど使ってなくて大広間隣の小さい広間をいつも使っている
食事するのもそこだ
畑なども私は言わずもがな無理なので倶利伽羅1人じゃキツイだろうしと言うことである程度人数揃ったら作り始めるということになっている
大「景趣、どれにするんだ」
自「おかえりーまぁやっぱり無難に月的にも春だよね
障子は開けないでそのままね
じゃあ変えるよ〜?」
貰ったものを弄って景趣設定の壁にかけると障子の向こう側から鳥の鳴き声などが聞こえ始める
大「開けていいか?」
自「いいよ〜」
少し外に顔を覗かせた倶利伽羅が お... っと小さい驚いた声を上げて私にも見せてくれる
立派な桜が満開に咲き綺麗だ
自「いいねぇー
歌仙が来たら桜の木の下で写真撮って、花見でもしようか?」
大「あぁ」
大広間から出ていつもいる場所に戻りダラダラと過ごす
この感じ...まったりしててすごく好きだ
しばらくするとずっと外の景色見ていた倶利伽羅から寝息が聞こえてくる
自「...上手に寝れてる(笑)」
寝っ転がり自分の紋が入った座布団を枕にしてスースー寝ている
カシャッ
自「可愛い寝顔〜...(笑)」
棚から買ってきておいたまだ真っ白なアルバムを取り出し帰ってきた写真を入れて文字を書いていく
倶利伽羅が初めて本丸に来た時からついこの間までの写真
まだ焼いてない写真もあるから焼いたらまた入れなきゃ
作り始めたアルバムを閉じて私も倶利伽羅の隣で目を閉じて一緒にそよそよとそよぐ風の心地よさを感じながら眠りについた