第1章 始まり
政「あんたさぁ、本当に良かったの?
まぁもう薬も飲んで手遅れだけど」
自「いいんだよ、とくに現世に大切なものってないし」
今日から、私は里親本丸の審神者となる
2017年の年明けに急に時の政府という奴らがきて時を超えてここにやって来た
年齢はまだ、15歳
もちろんこの年齢にしたのにも政府には理由があるようで文字通り里親本丸は違法本丸から刀剣男士を引き取っていく仕事だ
それによって性虐待、暴力などの本丸の方が多い
警戒心を少しでも薄くするために子供のような容姿でそれなりの知能がある私が選ばれたみたいだ
両親は事故で他界して親戚に引き取られたがその事故の際に居合わせた私の脚は車体に潰されてお陀仏
義足の私は当然の様に厄介者扱いされた
この審神者業は私には美味しすぎる話だった
政「それじゃあ初期刀を決めなくちゃね
一応今後の事も考えて...この子なんてどうかしら?」
私「陸奥守吉行...難易度低すぎませんか
私、初期刀は大倶利伽羅がいいです」
政「...大倶利伽羅...逆に難易度高すぎないかしら?」
私「大倶利伽羅はそれなりに最初の方で手に入ります
あの性格でもありますし最初に引き入れた方が後に来る子も大倶利伽羅がここに打ち解けてくれれば安心する子が多いと思います」
政「そうね、大倶利伽羅も悪い子では無いし
最初警戒はすると思うけどあなたの脚を知ればね。」
私「利用する訳では無いですけど、その方が私的には楽だと思います」
政「それじゃあこの子、大倶利伽羅で良いわね
今確認されてる違法本丸では1人しか大倶利伽羅は居ないの
かなり難易度は高いわよ
性虐待から暴力も受けて確認出来る所無理矢理虫を食べさせられたり、仲間の鶴丸国永、燭台切光忠を目の前で折られて仲の良かった山姥切国広を審神者の命令で折ってる
生存ももう10しか無い餓死寸前よ
今から行かないと明日の朝には肉体は消滅しているわ
どうする。」
自「行きましょう
その本丸の審神者はどうなりますか」
政「牢獄に入れられて何も食べされられずに餓死されられるでしょうね
一応神様を扱う仕事なの
そんな楽に死なせるわけないわ
苦しんで苦しんでそして死ぬでしょうね」
自「相応の対価ですね」
政「...まぁあなたも本当は明るい性格なんだからどんどん笑えるようにね」
自「...努力します。」
