第37章 築き上げたもの
鶯「少し乱闘はしたが本丸の被害は少ない
せいぜい大広間の一部屋くらいだ」
自「一部屋って...w
どう見ても本丸全体燃えてんじゃねぇか!!!!!」
鶯「だから落ち着けと言っているだろう
焦り過ぎだ
ほら良く見ろ」
鶯丸が本丸を指差し少し屈んで本丸の左端に手がかぶされる
鶯「よく見ていろよ?
行くぞ、わん とぅ すりー...」
スッと手が左から右へ流れて一瞬本丸が隠れる
再び現れた頃には本丸を包んでいた炎が消えていた
鶯「あれは光世の中に入り込んでる奴が見せてる幻影だ取り乱すな」
自「皆は!」
鶯「大丈夫知っている
最初は見えていたが俺と兄者で対処した
それに、光世の練度は俺達にとって赤子同然だ
あの器じゃ満足に動けない
だから今あいつは良い器を探している
人の身に慣れた者だ
そこで主に提案がある」
自「だいたい掴めたよ...w」
鶯「なら話が早い。」