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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第35章 天下五剣……?




典「...っ...ハッ...
...んぅ...???」


起きたら
真っ暗な部屋だった

額には冷たい物が貼られていて丁重に布団が被されていて来ていた服は頭元に置いてあり着流しに着替えさせられていた


...ここはどこだ???


暖かい風が来る機械に何か白い霧のようなものを出している物も添えてある

なんだこれは???


ガンガンと痛む頭を抑えながら起き上がると静かに障子が少し開く


典「っ!?!?」

三「起きたか光世」

典「?みかづき...??」

三「そちらには入るなと言われているからな許してくれ、この姿で話すのは初めてだな」

典「あ、あぁ...前は三日月の姿だったからな...」


空いた障子の隙間から少し目を覗かせる相変わらず俺とは違い綺麗な顔だ


三「神は多くの人の子が想像するものに姿形を変えるからな、今は政府の奴らにこうして安定した姿を貰えてる
そちらも前は小さな子供だったり美しい女だったりしてたな」

典「蔵にしまわれていたからだろう
それと、ここはどこだ?」

三「里親本丸だ、そちらはどうしてあんな所で倒れていた」

典「捨てられたんだ
審神者に森の中で捨てられて、それで歩いていたら急に目の前が真っ暗になったんだ」


ぐるるるる...とお腹部分が変な音をたてる
この体も人間の中の欠陥品か...
俺にはお似合いの体だな


三「天下五剣の1振りを捨てるとは随分とその審神者もでかくなったもんだな」

典「いいんだ。
どうせ遅かれ早かれ捨てられていたんだからな
夜が明けたらここを出ていく心配するな」

三「...そうだな好きにするといいさ、ここの審神者に引き止められなければな
はっはっはっは!」


引き止める、そんな奴なんているのだろうか


三「では、俺は少々ここを離れる
そこでじっとしているんだぞ」

典「分かった」


去っていく三日月の影
障子の隙間から見えた景色は真っ白の振り続ける粉と綺麗な三日月だった
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