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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第31章 蛍





某日 早朝


自「ありがと、これお代」


馬車に乗って鶯丸と某所まで来た


鶯「ここか、もしかしたら俺がいたかもしれないという本丸は」

自「もう既に新しい本丸が建ち始めているが、建物は同じように再現するみたい」

鶯「ほう...」


ツカツカと中へ入っていく鶯の後ろをゆっくりと付いていく
まだ途中だが綺麗な本丸だったんだろう事がわかる


鶯「...主」

自「ん?」

鶯「見てみろ、まだ何も無いがここが手合わせなどをする道場だったんだ」

自「......そうなんだ(笑)」


記憶、戻ったか


鶯「みな、前の審神者にいざと言う時の体術などを教えられていた
思えば俺と同じように本丸のやつは腰にワイヤーを出せる物を付けていたな」

自「...」

鶯「...ん〜...だが記憶を振り返るのはあまりしょうに合わんな(笑)
振り返る記憶は大包平くらいで十分だ
それに俺の居た本丸は他の本丸を乗っ取......」


...?...

自「鶯丸?」

鶯「...そうだな、俺は無意識のうちにこの本丸の約束事を守っていたのかもしれん」


...どうしたんだコイツ...


鶯「この本丸の審神者だった奴には申し訳ないが約束事を早速この場で破らせてもらうか」


グイッと腕を引っ張られフードを外される
何故か優しく抱き寄せられたと思ったら柔らかい唇が私の唇に重なった


鶯「...っ...ちゅ...ちぅ...」

自「...ぅ...っん...んぅ...」


ついばむようなキスをされやっと離れたと思ったら瞼とおでこにキスをされ頭を撫でられる


鶯「まぁ約束事と言うのは他本丸の審神者などに恋に落ちる事なんだが俺が無意識のうちに避けていたらしい
それに俺があの政府塔に行ったのも里親本丸を乗っ取ろうとしたからだ
だから2回目に会った時咄嗟にお前を殺そうとしたのも体が覚えていたからだろう
刀を振りかざされたとしても俺は普通に避けれるからな」

自「うっわ...怖...」

鶯「でもまぁ心配はするな
俺はお前に落ちたらしいからな
もうここの約束事ともおさらばだ
ここと俺はもう関係ない」

自「いいのかよ、そんな事言って
恨まれてもしーらね(笑)」

鶯「いいさ、恨まれても(笑)
主を守れるならな
ほら、新しい家族を迎えに行こうではないか」
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