第28章 大太刀
「里親本丸さんはどんなお仕事されてるんですか?」
自「名前の通りの仕事です
不正本丸や路頭に迷った男士を引き取るんです
あるいは他本丸の審神者からこの子を引き取ってくれと依頼があれば当人とその本丸の男士の了承を得て引き取ります」
「里親本丸さんはずっと男士達を盗んで行ってるって聞いてたんですけど違ったんですね」
自「それは全くの嘘です
まぁ男士に困った事があればどうぞお気軽に
要らなければ破り捨ててください」
ポンと名刺を渡しその場を去る
なんとなく今ならわかるが前まで向けられていたのは嫌悪の目
今は好奇の目
それもそれで居心地は良くない
「すいません」
自「...」
「初めまして
唐突で申し訳ございませんが、男士を1人引き取ってもらいたいのですが」
自「...」
亀「...初めまして」
やはり仕事とはいえ残酷だ