第28章 大太刀
自「...鶯丸、蛍丸の本丸がある所、お前が居たかも知れない本丸の近くなんだけど
...行ってみる?」
鶯「おお...そうなのか...
記憶が無くても別に不便ではないが、前の主がいい奴なら生き残りの俺くらいは覚えておかないと可哀想だからな
取り戻す為にも行ってみるとしよう」
ニコニコ笑ってあんみつを再び食い始める
鶯丸は前の本丸の事を一切思い出してない
カンストしているのに遡行軍と戦った記憶も無い
人間の体を持った直前の記憶まではあるらしいがそれ以降が無い
約1年ほどの記憶が丸ごとなくなっているのだ
鶯「...主、怖いか」
自「まぁ、お前が居なくなったら困る」
鶯「大丈夫だ、もし記憶を取り戻してこの武蔵に来た理由が悪いことだったとしても
俺は主が好きだからな、主が悲しくなるようなことはしないつもりだ」
自「そりゃありがたい(笑)」
パソコンを弄りケラケラ笑っていると膝丸が手紙を持ってくる
膝「これ、届いてたぞ」
自「んぁ?
...交流会の招待状...里親本丸 ケオ様...」
鶯「...顔バレしてるんじゃなかったか...?」
自「してるから招待状来ないはずなんだけど...」
招待状を開けて一応内容を確認する
審神者強制参加だから特別扱い出来ませんて...
謝罪とドレスを送るという文
自「...まぁ...顔バレしててこれだけ平和だから大丈夫だろうけど...」
歌「一応僕と伽羅とごこがついて行こうか」
自「そうだな...夜戦無理な奴らは連れていかない方がいいな」
五「いつですか?」
自「明後日...明日ドレスとタキシードが届く...
人数分の用意を申し込まなきゃね...」
ため息をついて政府にメールを送る
交流会に行く人数分のタキシードの用意をお願いすると数分後分かりましたと一言だけメールが届く
政府さんまたケータイ持ち歩いてないな...