第20章 危険人物
鶯「......」
自「......」
人力車に乗り
本丸近くで降りるとかなり予想外の事が起きた
何処から湧いて出たのかそこら中に猫、猫、猫!
しかも鶯丸の頭や肩には野鳥が止まっている
鶯「...悪いとは思っているぞ?」
とりあえず私は喋れないので鶯丸を見つめる
大「とりあえず本丸内に入ろう
猫はもう仕方ない」
その言葉で倶利伽羅を見るとこいつもこいつで動物に好かれやすいからか学ランや腰布に登られている
ごこもごこであわあわしているか背中やお腹に子猫が引っかかっている
自「...ふぅ...」
この量じゃ猫を追い払うのは無理だ
私も生憎動物は好きな方だ
飽きたら自分達から出ていくだろう...
自分達の本丸に続いている道を歩き門番の政府役員にぎょっとした目で見られたが 構わず中に入る
自「ほら入れ」
ミャー ニャー
ナァァ ヌァァァ
自「もう居ないか?
...この猫達どうするんだよ...もー...」
歌「まぁ...しょうがない...と思うよ」
三「はっはっはっはっ!
可愛らしくていいではないか
ごこの虎の友達ができた」
するとごこの腰にぶら下げている虎が入れる札から虎がヌルッと出てくる
五「あ、虎さん...」
「ゴロゴロゴロゴロ...」
喉を鳴らしながらのそのそと玄関の方へ歩いていくと足元でニャーニャー言ってた猫達がその虎追いかけて去っていく
数「...凄いですね...」
鶯「おぉ...これは驚いた...」
自「...とりあえず鶯丸...契約だ
その後手入れ」
鶯「?
あぁひび割れが痛いからな」