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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第20章 危険人物




本丸を出て三人づつで分かれて人力車にのる近侍の三日月と倶利伽羅に挟まれて乗る

政府塔に行くにはどう足掻いても町を通る他ない
人力車が通るなんて珍しい事ではないがそれが私達だと知れば敵対する目が向けられる

でもそれは審神者だけの目で男士たちはニュースなどで言っていた事は嘘だと分かっているからか特に敵意は無い

刀剣男士が人間の事を一目見れば大体の事がわかるヤツらで良かった

不幸中の幸いだ





自「っ」

三「大丈夫か」


三日月におろしてもらいありがとうと言うのも込めて頭を撫でて人力車のお兄ちゃん達に代金を渡す

政府塔に入ると政府の役員達がすれ違うたびに深々頭を下げて 申し訳ございませんでした と言われる

今回の事は 大丈夫ですよ とは流石に言えない
少し頷くくらいの会釈をして早足で例の部屋へ向かう







ガチャ



鶯「...!...
来る時、大丈夫だったか...?」

自「まぁ、何も無かったよ」


「...っ...」

政「今回の件は本当に申し訳ないと思ってるわ
誤って済むことじゃないのは分かってる
でも本人から謝る事を許してもらえるかしら」

自「謝らなくていい
ただ、1発殴らせろ」

「...はい...」


出てきたのは昨日の新人役員
女だがそんなことは知らない


自「新人でも私よりは年上なんだしっかりしろ
学生気分が抜けてないなら政府をやめて1からやり直せ
私の顔がバレた事によって男士がどれだけ危険になるのか考えろ」

「...はい...」

自「...っ!!!」
「ゔっ!!」

自「これからお前は今回の件で周りの当たりはきつくなるぞ...
死にものぐるいで働くんだな。
どれだけ私自体が危険人物かを知れ」

「...っ...はい...!」

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