第18章 おかえり
五「あ、あるじさま...」
台所にある食材などを置く机の椅子に座っているとカタっと小さい物音がする
自「おーごこおはよー
よく寝れたか?」
トロンとした目で虎を連れて私のところに来る
五「あるじさま...居なくて...」
自「ごめんね〜
びっくりしたね
...そうだ...あるじさまの名前、神奈っていうんだ...」
五「神奈...あるじさまのお名前...僕好きです」
自「ありがと〜(笑)
これで契約は完了ね」
頭を撫でる、こいつの髪の毛やばいくらいにふわふわで気持ちい
思わず抱きしめる
五「うぅぅぅ...」
自「ごこマジ天使。」
五「?...僕は虎さんです...」
あ〜♡そっか〜虎さんか〜♡
可愛い〜♡
歌「顔緩みすぎて気持ち悪いよ(笑)」
自「え?(笑)
しょうがなくね?」
大「もぐ...」
歌「あ!?伽羅貴様またつまみ食いを!
いつもいつもやめろと言っているだろ!!」
始まった...
毎日恒例の喧嘩
元気だねー
五「け、けんか...ダメです...」
自「いいのいいの
喧嘩してるけどお互い結構楽しんでるんだよ
2人とも喧嘩をする仲間なんて居なかったからね」
五「1人、だったんですか?」
自「歌仙は審神者に執着されて戦も出してもらえず仲間も居なかった
倶利伽羅は審神者に仲間を折られていって最終的には一人になった
三日月は牢獄で一人数珠丸は縄で縛られてて身動き取れず
だから実質ここにいた子達は皆様々な状況で1人だったんだよね」
五「それじゃあ、僕も一緒ですね
兄さん達やいろんな人が居たけど僕は元々少し違ったから...
兄さん達と着てる服少し違ったし...もしかしたら偽物かもしれないから
それに前のあるじさまに痛い事されてたのも僕だけ...」
自「まぁな、でも偽物とか本物とかは気にすんな
刀は刀、ごこはごこだろ?
お前にはお前の魅力がある」
歌「そうそう、気にしてたら身が持たないよ」
大「贋作だとか真作だとか関係ない、主を守れれば立派な刀だ
まぁ、こんな事言ったら甘酒が好きな奴がグズグズ言いそうだが」
歌「まぁそれより主は守られると言うより自分から殺しに行くけどね」
自「任せとけ敵襲きたらお前らより先に大将を殺しに行ってやる」
歌「頼もしいね(笑)」