第17章 新しい家族2
夜 お風呂にて 歌仙side
歌「体の痣は大丈夫?
痛くない?」
五「はい、大丈夫です」
ごこの白い体には広範囲にわたって赤紫の痣が凄かった
お腹のあたりは白い肌なんか見えない位だ
痛くないはずが無い
もちろんその体を見て他の3人も目を丸くしていたが同情なんかしない
共感をするただそれだけだ
僕達の日常も前まではこれが当たり前だったからその気持ちや痛みは少なくとも分かってあげられる
歌「よし...ごこも一緒に温まろう」
三「えい」
大「ぅわっ...やめろ...」
目の前でみかちが伽羅に手で鉄砲を作って顔にかけて遊んでいる
数珠もそれで遊ばれている
ごこはそれが気になるようで三日月の手の形を真似しようと一生懸命頑張っているがなかなか出来ないようで首をかしげている
歌「ごこ」
五「? ぁうっ!?」
こちらに振り向かせて顔にかけると目を丸くして固まる
歌「こうやってやるんだよ(笑)
ほらやってみな」
五「...?...ん〜...」
歌「この指はここ、そうそう、しっかり閉めて
ほら行くよ?」
みかちに向かって撃つとくるっと振り返りニコォっと気持ち悪い位微笑むと今度はごこに向かって撃ち始める
三「隙ありっ」
五「っん...!
うぅぅ〜...」
大「平安生まれが...大人気ない...」
数「お互い楽しそうだからいいじゃないんですか(笑)」