第17章 新しい家族2
大「ここが大広間
大体日中はここで過ごしている事が多い
特に何も無い時はこの棚の中のもので遊んでいる事が多いな」
棚を開いて見せる
中にはおはじき、めんこ、トランプ、カルタ、百人一首、お手玉、ウノ、けん玉、折り紙など沢山入っている
五「いっぱいある...」
大「まぁあとは主が考えた遊びでたまに遊んだり
あと川で遊んだり、みかちと数珠なんかは良く虫取りしたりしている」
五「川...が、あるんですか?」
大「神社もあるぞ、それから山もあるしな
だからなるべく迷子になるなよ
俺や主だってまだこの本丸を把握しきれてない」
五「広いんですね...」
大「ここは五虎退や俺らみたいな訳ありの奴しか来ない本丸だ
そういう奴らがのびのび暮らせるようにという配慮らしい
もし希望があるのなら主に遠慮なく言ってくれ、その方が主も安心する」
五「はい」
歌「伽羅、一応部屋に主を寝かしておいたけどいつごろ起きるか分かるのかい?
今も少しづつだけど切れた肌の再生は始まってるけど」
虎を連れて大広間に仙が来る
そうだ。もう1人が
虎の居場所はどうするか
大「明日には起きるんじゃないか
それよりごこの部屋どうする」
歌「んー...もう1人が来るまで一人部屋か誰かと相部屋だね...
ごこはどうしたい?」
五「えっと...出来れば虎くんも一緒に相部屋がいいです」
歌「そうだね、でも僕達の部屋も数珠達の部屋も3人、しかも虎も居るとなるとそんなに広くはないからね...
しばらくは主の部屋に相部屋にしようか」
主の部屋も広いしそれが一番無難だな。
ごこも主と一緒なら安心だろう
歌「ちょっと寂しいけど今日は5人で歓迎会、また主が起きてきたら改めて6人で歓迎会をしよう」
仙がニコニコしてごこの頭を撫でる
ごこも頭を撫でられて嬉しそうにしている
虐待を受けていたからと言ってあの本丸自体は至って普通だったからかそんなに苦労はしなさそうだ
心の病気も特に今の所は見当たらない
大「大丈夫そうだな」
五「?...はい!」