第16章 迷子の猫
大「おい!!!」
一「...?...」
自「おいおい...なんで来た!
殴るぞ!」
大「目を離したらすぐこれだ。
お前ら、そいつから刀を抜け」
首だけを倶利伽羅の方に向けて見ると倶利伽羅の後ろから政府さん達が来る
政「ごめんね遅れちゃって、粟田口ちゃん達刀をしまってくれるかしら」
政府さんの言葉で腕や体に突き刺さっていた刀が抜ける
同時に刀で栓をされていた所から大量に出血してよろけるが倶利伽羅が支えてくれる
大「...っ...大丈夫か」
自「やべぇ...貧血...」
政「致死量こえてる貧血って凄いわね。
後で血を輸血しに本丸に行くわ」
自「あざっす...」
倶利伽羅にお姫様抱っこされてだらーっとしているとどんどん眠くなってくる
自「あー...倶利伽羅...」
大「どうした」
自「1回死んでくる...」
大「は?」
政「死ぬんなら輸血は大丈夫ね
1回逝ってらっしゃい」
自「ごめん倶利伽羅後よろしく
逝ってきます...」
目を瞑ると倶利伽羅のため息が聞こえてくる
そこで意識が途切れた