第13章 夏
夕方 午後4時
大「なんとか今日で終わった...」
三「腰が痛い
ジジイにはちとキツかったな(笑)」
数「後は毎日の水やりで芽が出るのを待つだけですね」
自「上出来だ!
よく頑張ってくれました!
てことで今日は豚の角煮と唐揚げだよ〜
喜べ肉づくしだぞ!」
歌「...豚の...角煮...?」
大「唐揚げ...?」
すると倶利伽羅と歌仙の睨み合いが始まる
お前らカレーの次に好きだもんね、角煮と唐揚げ
クワを片すように言って私は再び台所に戻る
しばらくすると歌仙と倶利伽羅が角煮と唐揚げの良さを三日月と数珠丸に説明してる声が聞こえてくる
自「泥だらけだから先お風呂入っちゃって〜!」
すると返事が聞こえてくるので料理に集中する
今日はほとんど義足付けっぱなしだったから足が疲れたのが分かる
お風呂でふざけているのか歌仙と三日月の笑い声や数珠丸の良く通る声がこちらまで聞こえてくる
良くもまぁここに来て1日目で馴染んだもんだ
倶利伽羅と歌仙も最初はほんのちょっとあれだったけどお互いに認め合えば信頼関係や絆はかなり深い
刀剣男士はそういうものだ
今日の事もきっかけで少しづつお互いに距離を縮めて居るのが分かる
この調子で仲良くなってくれればと思う
角煮と唐揚げが出来たので適当に皿に入れる
こういう事すると歌仙が怒りそうだなと思うが大食いがいるし見た目なんか気にしてられない
見た目より質より量だ
サラダも作るが絶対倶利伽羅は食べないのでやっぱり野菜たっぷりの味噌汁を作ってしまう
唐揚げの衣にもかなり細かく切ったキャベツを入れていたりする
私も生野菜食べれないから分かるけどやっぱり見てると栄養が偏ってるの分かるから色々考えちゃうんだよな...
食べ物と食器をどんどん机に運んで行き重い炊飯器もちょこちょこと運んでいく
散らばっていた座布団もちゃんと綺麗に並べて私は義足を外して脱力する
すると4人が戻ってきたので座らせて挨拶をする
「いただきます!」