第3章 呆れ
次の日も懲りずに私は小屋へ。
ガチャ。
『はよー。教室行きましょー』
来島「おはようっす!」
『あれ?高杉さんは?』
武市「まだ来てないですよ」
マジかよ。はぁ。来た意味ないわ。
来島「そうそう!咲耶!LINE交換するっす!」
『いいよー。』
私はスマホでQRコードを出し、また子ちゃんに見せた。
ぴろりんっと読み込み、私とまたこちゃんはお友達に。
『良ければ河上さんと武市さんと岡田さんも交換しませんか?』
河上「いいでござるよ」
武市「ぜひ」
岡田「交換しとくかねぇ。」
と言い、あと三人もLINEを交換した。
ガチャ。
来島「あっ!晋助様!おはようぞざいますっす!」
『あっ。おはようございます高杉さん。教室行きましょうか。』
高杉「行かねぇ。」
『そーですか。じゃあまたあとできます。あっ。そういえば、高杉さんいつも購買じゃないですか?』
高杉「だったらワリィか?」
『いえ。栄養が偏ってしまうなーって思っめ。良かったらこれ食べてください』
と、私が差し出したのは、今日のお弁当のおかずの残り。ひさびさにしっぱいして新しく作り直したら量が多くなってしまった。
あっ。入ってるケースは重箱の一つだよ。お妙のダークマ…卵焼きが入ってるやつみたいなの。
武市「手作りですか?」
『ええまあ。多く作りすぎだものなので。では』
私はまた子ちゃんに重箱(一段)を渡し、小屋から出た。
『はよー。』
沖田「おはようございまさぁ」
近藤「おはよう!」
土方「おー」
山崎「おはよう」
目の前にいるのはダメ風紀委員。
近藤「高杉はどうだ?」
『相変わらずです。ほんっとに呆れます。もう無理なんじゃないっすか?』
土方「それを可能にすんのがお前の仕事だ」
『るせぇぞV字前髪マヨラーパシり野郎』
土方「んだとゴルァ!!!」
あー。うるせぇ
『とにかく。まだ動きはないです。気長に待ってください。つーか。今年しかねーんだしいいやんけ』
はぁー。クッソめんどいわァァァ。