• テキストサイズ

不良と風紀委員【3Z】

第12章 告白


〜来島side〜
あの風紀委員を見つけて話をつけなきゃならないっす。

私は放送室まで走った。

キィーン

来島「3年Z組風紀委員!近藤勲!土方十四郎!沖田総悟!山崎退!今すぐ3Zの教室に来るっす!」


来島「やっと来たっす。」
近藤「俺達だけでよかったのか?咲耶ちゃんも…」
来島「それは必要ないっすよ。単刀直入に聞くっす。どうして咲耶を晋助様から遠ざけたんっすか。」

私は一番の発端を質問した。やはり予想通りの答えが帰ってきた。

沖田「土方さんが新井に惚れたからでさぁ。」

やっぱり…

ガシッ
私は土方の胸ぐらを掴んでいた。

来島「だからって…だからって!なんで咲耶をわざわざ遠ざけるんっすか!?なんで咲耶と晋助様の中を壊すんっすか…」

私は泣いていた。

来島「今、咲耶は泣いてるっす。もう、泣かせないであげてほしいっす。咲耶は、中学の時枯れるほど泣いたっす。もう、咲耶の泣き顔は見たくないんっすよ…」

私はズルズルと崩れ落ちるように座りこんだ。

近藤「大丈夫か?」
来島「私は大丈夫っす。お願いっす。咲耶を諦めてくださいっす。」

私は頭を下げた。
泣きながら頭を下げた。

土方「もういい。」
来島「へ?」
土方「最初っから勝ち目はねぇんだろ。だったらもういいさ」

と、私の前に手を出す。私はその手を取り立ち上がる。

土方「二人も女を泣かせるたぁ、俺ァ男失格だな」

そう笑い、クシャッと私の頭をなでた
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp