第3章 ドキドキする手と安心する手…
大倉side
プロデュース3回目を決行するために
かめちゃんに電話をかけると
なんだか俺の電話を待ち構えていたように
コール音がした瞬間かめちゃんの声が
聞こえてきて…
「あら…めっちゃ出るの早いやん…
もしかして電話待っててくれた…(笑)?」
なんて少しからかってみると
かめちゃん「ち…違いますよ!!
それでご用件は…………?」
そんなそっけない返事が返ってくる(笑)
「明日の夜は時間ある…?
プロデュース3回目決行しようと
思うんやけど…?」
かめちゃん「うん…大丈夫ですよ。
明日で最後なんですよね…?」
「うん…最後やね……。
明日はさ…プロデュース最後記念に
一緒にご飯食べよか…?」
かめちゃん「いいですね(笑)
じゃあいろいろお世話になったんで
私がごちそうしますね?」
電話を切った後…
明日またかめちゃんに会える
そう思うと楽しみで顔が勝手に
にやけてくる………(笑)
でもその反面……
明日が終われば
安の所へかめちゃんを返さなあかん…
そう思うと
胸の奥がずきずきと傷んだ………