第2章 動き出す気持ち
かなめside
"俺めっちゃ食うよ……?"
そう言った大倉さんの言葉は
どうやら嘘では無かったようで
ファミレスだから良いものの
本当に美味しそうによく食べる(笑)
「美味しいですか…………(笑)?」
先にご飯を食べ終わり
アイスコーヒーを飲みながら
そう問いかけると
大倉「うん……美味しいで…(笑)?」
なんて子供みたいに笑う………(笑)
食事を食べ終わり店を出た後
家までの道を一緒に歩きながら…
大倉「第一回目はこんな感じで終了やけど…
全三回のプロデュースやから
あと二回…覚悟しといてな(笑)?」
なんて楽しそうに笑う大倉さんに…
「気持ちはすごく嬉しいんですけど…
でも………私は……………」
そう言って下を向くと
そんな私の頭に
大倉さんは大きな手を乗せて…
大倉「知ってるかめちゃん…?
努力に無駄は無いんやで………(笑)
好きになってもらいたい…
きれいになりたい…
そう思うことは絶対に無駄じゃない…
その恋がたとえ実らんでも、
次にする恋の糧には絶対になるから…
だから諦めんと頑張ろ…かめちゃん(笑)!」
そう言って……
その大きな手で
私の頭をふわふわと撫でた………