第1章 シェアハウス 「color's house」
部屋に入る前に隣の瑠璃の部屋の扉を静かに開けた。瑠璃は右耳にタオルをしっかり当ててすやすやと寝ていた。それを確認してから、今度こそ自分の部屋に入った。
部屋に入ってすぐにベッドに横になり、今日あったことを思い出す。大学の授業があり、家族全員の食事を作り、夜遅くに帰ってくるクロを待っていたり、瑠璃の怪我の手当てをしたり……大変な生活なのに、楽しく感じるのは何故だろうか……。この面子だからだろうか……理由は分からないが、楽しいならなんでもいいか……。俺は目を瞑り、静かに眠り始めた。