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色彩豊かなシェアハウスで

第4章 寒い一日


「音羽、専用の風邪薬とかあるか?」

「あるよ。ただ、一日分しかないから明日もし治ってなかったら流石にどうしようも」

「その時はその時だ。ほら、出来たぞ」

秀馬が全員分の朝食を持ってきてくれたので、一先ずこの話は後でしようと思った。




朝食を食べ終わり、私は瑠璃を抱えて部屋に連れていこうとしたが、黒月が

「俺の部屋に寝かせてもらえないか。仕事があるから、瑠璃の部屋に行けないんだよ」

そう言うので、黒月の部屋に運ぶことになった。
部屋に入って、瑠璃を優しくベッドにのせ、毛布を二重に被せてから、私は薬を持ってきた。

「食後に一粒飲ませてあげればいいから。あと、さっき皆から聞いたんだけど、私と秀馬と和也、成に将太は学校終わってから皆で外食しに行くし、歩結夢と春樹は遅くまで帰ってこないらしいわ」

「じゃあ、家にいるのは俺と瑠璃と涼だけか?」

「そうね、歩結夢と春樹の分の夕食はお願いね?」

「あぁ、分かった」

説明し終わってから時計を確認すると、時刻は七時半を回っていた。

「やばい!早く行かないと!じゃあ、瑠璃は頼んだわよ!」

私は勢いよく扉を閉め、急いで身支度を整えてから家を出発した。




「さてと、仕事仕事……」

俺は机に座って、パソコンの電源を入れた。
待っている間に、瑠璃にいろいろ聞くことにした。

「今もだるい?」

「うん……身体もあちこち痛いし……ほんとに辛い……」

「そっか……欲しいものとかある?」

「特に無いかな……」

「もしあったら、遠慮なく言ってよ?」

「うん……ありがと……クロにぃ……」




十二時二十分、仕事を中断してから瑠璃を起こそうとした時、ある事に気づいた。
瑠璃の呼吸が微かに荒くなっているのだ。
額に手を当てると、朝よりも熱くなっていた。

「瑠璃……大丈夫か?」

「ん………んぅ…………朝よりも辛い……」

「ご飯作るけど、お腹痛いとかある?」

「ううん……大丈夫……」

「じゃあ、すぐ作ってくるから、その後に薬とか飲もっか」




クロにぃが作って来てくれた卵粥を食べ終わったわたしはお薬を飲み、そのまま寝ようとした。
けれども、クロにぃが色々持ってくるせいで寝るに寝れなかった……。

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