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色彩豊かなシェアハウスで

第4章 寒い一日


「眠い……」

午前六時。私は秀馬に起こされてからリビングで朝食が出来るのを待っていた。

「音羽さん、夜遅くまでなんかしてたんですか?」

涼に聞かれた私は寝ぼけながらも答えた。

「うん……昨日瑠璃に飲ませた薬が身体に悪影響を及ぼさないように作り直してて……つい夢中になってたのよ……」

「やっぱりあれ、音羽さんがやったのか……」

「そうだよ、お陰でこっちはいろいろ大変だったんだよ……」

涼の隣で和也がげっそりしながらぼやいていた。

「その話は無しよ和也。……それにしても、瑠璃起きてこないわね」

「お……おはよう……」

階段の方を見ると、瑠璃がよろけながら歩いてきた。

「瑠璃、どうした?」

「なんかね……起きたら身体がだるくて……」

「あ……もしかして……」

私は隣に座った瑠璃の額に手を当てた。
いつも以上に熱くなっていて、すぐに熱があると分かった。

「ちょっと待っててねー」

私は一度部屋に戻り、体温計を持ってリビングに戻った。

「瑠璃、ちょっと冷たいかもだけど、我慢してね?」

私は持ってきた体温計を瑠璃の脇に挟んで、体温を測った。
結果は三七度八分、それなりに高い数値だった。

「あらら……秀馬、瑠璃の朝食だけお粥に変えてもらっていい?」

私はキッチンにいた秀馬に確認を取った。

「あぁ、分かった。でもどうする?今日は皆仕事とか学校あるだろ?涼と瑠璃は学校ないけど、涼は勉強しなきゃだよな?」

「受験とか何やら近いから、申し訳ないけど医者に連れてくことは不可能かと」

「誰かいないか……?」

「あのさ、俺忘れられてない?」

突然名乗り出たのは和也の隣にいた黒月だった。

「あなた、仕事は?」

「今日は休みなんだよ。だから俺が連れてくことも出来るけど」

「あー、じゃあ頼んでもいいか?」

「あのー、ちょっといいかな」

黒月と秀馬の話に割り込んだ私は一つ言い忘れてたことを言った。

「瑠璃の熱……昨日の媚薬が原因かもなんだけど……それ医者に見せたら不味い気がするんだけど……」

「「「あ」」」

黒月と秀馬、和也が声を揃えて反応した。

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