第3章 帰国した姉
「そんなこといいからはやく食べよ?」
「いや、待たなくていいからな」
「そうなの?じゃあ遠慮なく、いただきまーす」
瑠璃がカレーを一口食べると、なぜか悶絶していた。
「あひっ、ひぅ、んー!」
「ほら瑠璃、お水」
音羽の渡した水を瑠璃は一気に飲み干した。
「ぷはぁ……熱いし、少し辛かった……」
「今日のは少し辛めにしたんだよ。お水入れ直してくるね」
「ありがとお姉ちゃん」
「さて、俺らも食べるとするか」
残りの奴らもカレーを口に運び始めた。食べながら、音羽のアメリカであった話などを聞いてしばらく過ごしていると、瑠璃のスプーンが止まった。
「瑠璃、どうしたの?」
「わからない……さっきまで食欲あったのに……もうお腹いっぱいなの……それに……少し熱あるのかな……」
「熱?」
音羽は瑠璃の額に手をあててみた。
「うーん……熱っぽくはないと思うんだけど……だるさとかある?」
「少し……」
「片付けはしておくから、少し寝てきていいよ。風呂の時間になったら呼びに行くから」
「ごめんなさい……カレー残しちゃって……じゃあ、ちょっと寝てくるね……」
そう言って瑠璃はゆっくり歩きながら自室に戻って行った。
「大丈夫なのか……?」
和也がそういうので、俺は後で様子を見に行くと伝えた。
瑠璃が戻って数十分後、片付けを終えた俺は瑠璃の様子を見に行くことにした。扉を開けると、電気がついていなかった。俺は瑠璃の顔を確認するために部屋の電気をつけた。そのせいで、俺は思ってもいなかった光景を目の当たりにした。
「る、瑠璃……?何やってんだ……?」
「お……お兄……ちゃん」
ベッドで寝ていたはずの瑠璃は自分のズボンとパンツを脱いで、自慰をしていたのだ。とりあえず、誰かが入ってこないように部屋の扉を閉めて、瑠璃の隣に行った。
「瑠璃、どうしてこんなことを……」
「分からないの……あの後、少し寝たんだけど……なんか……ムズムズしてきて……我慢できなくなったの……」
瑠璃は事情を話しつつも自慰を続けていた。すると、部屋の扉が開かれ、誰かが入ってきた。
「おー、効いてる効いてる」
「……やっぱりなんかしたのか、音羽」