ドラキュラさまの好きなモノ〜主人とメイドの恋煩い〜
第1章 ドラキュラ主人とメイドの日常
ドラキュラさまの好きなモノ
月夜
女の子
白い肌
血
そして…
甘いモノ
「んもーっリヒテン・シュタイン様!!
夜這いをかけるのはやめて下さいって
何度も言ってるじゃないですか!」
首に衝撃を感じた私は、
ベットから勢いよく飛び起きた。
「だってお腹すいたんだもん。」
目の前には子供のように無邪気に笑う、
美しきドラキュラがいた。
「だったらお菓子食べればいいじゃないですか!
そうやって可愛い子ぶったって駄目です。
だもんじゃないですよ
(首筋いったい。。。めっちゃビビった!)」
近すぎる顔を遠ざけようと、
首を曲げながら私は叫んだ。
「だって…マキアの真っ赤な顔がみたかったんだょ…クスッ」
「なっ」
私はドラキュラ特有の色っぽい瞳に言葉を飲んだ。
「あと、リヒ様って呼んでって言ってるでしょ。
出来ないなら…
お仕置きしちゃうょ?」
リヒ様は私の両腕を掴み、ベットへ押し倒した。
「きゃーー?!」